ARK-560A Silmo国際眼鏡展にて最優秀作品賞受賞
2009.09.28
当社は、9月17日から20日にかけてフランスのパリで行われた、国際眼鏡展示会:Silmo(シルモ)展において、最優秀作品賞であるSilmo d’OR(シルモ金賞)を受賞しました。
Silmo展は、ヨーロッパ最大級の眼鏡展示会の1つで、フランス内外から多くの眼鏡関係者が来場します。 本年度は3万2千人あまりの方が来場し、会場では世界中の眼鏡フレームや眼鏡機器のメーカーから魅力的な新モデルなどが発表・展示されました。
Silmo d’OR(シルモドール)は、眼鏡フレーム、レンズや加工機器、検眼機などの各分野において優れた商品に与えられる最優秀作品賞です。検眼機部門における、 昨年の角膜形状解析装置 OPD-Scan?に続き、今年も当社のオートレフケラトメータARK-560Aが、このSilmo d’OR を受賞しました。
当社をはじめ、従来のオートレフケラトメータの主な機能は、目に感じない光線により、検査を受ける人が意識することなく、目の屈折度合いや角膜のカーブを測定できる”他覚測定”です。 ARK-560Aはそれに加え、”自覚測定機能”が搭載されました。 この機能は、”他覚測定”の結果をもとに、実際にその度数のメガネを掛けた状態を装置内部で再現するものです。 その結果、検査を受ける人が、従来の見え方と矯正後の見え方の違いを比較体験できるようになったことが大きな特長です。 (詳しくは、<参考資料>をご覧ください。)
従来は別の機器に移動して行わなければならなかった”自覚測定”や、現状と矯正後の見え方の比較を”他覚測定”と同じ場所でスピーディーに行うことができるようになり、検査時間の短縮や、矯正の必要性のチェックに大きな効果を発揮します。
今回、ARK-560Aがこうした機能を評価され、受賞の栄誉にあずかったことは、検査を迅速化し、累進屈折力レンズなど、機能性の高いレンズの普及にも効果的なツールとして、業界から認められたものと受け止めております。 当社は、今回の受賞を弾みに今後も業界の発展に貢献できるよう、より良い製品の開発に努めてまいります
<参考資料>
オートレフケラトメータARK-560Aは、主に眼球における光の屈折度数や角膜のカーブの度合いなどを測定するための装置です(以下、”他覚測定”)。 これらの機能に加え、内部に視力表を表示し、簡単な自覚による測定を行う機能が追加されたことが特長です。 この機能は、他覚測定の結果から、その度数のメガネをかけた時と同じ見え方を体感できる他、球面度数を変更して見え方の変化を確認することも可能です。 また、近くを見るときの度数でのチェックや検査も可能であり、老視のチェックにも役立ちます。 さらに、こうした矯正を行った場合と、裸眼時や、従来のメガネやコンタクトレンズをかけた時との違いを、視力表を見ながら、具体的かつ簡単に体感、比較することができるため、検査を受ける方への説明がしやすくなります。
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