眼底撮影に特化したコンパクトな手持ちカメラ デジタルメディカルスコープ DS-20F「VersaCam®α」を発売
2016.02.01
当社は、デジタルメディカルスコープDS-20F「VersaCam α(読み:バーサカムアルファ)」を発売いたします。なお、出荷開始は3月1日(火)を予定しています。
DS-20F「VersaCam α」は、目の奥にある(眼底)患部の状態をデジタルカメラで撮影・記録し、搭載の液晶モニターで表示することができます(注1)。また手持型の装置であるため、患者の居る場所や状況を限定することなく撮影・診断・説明が可能です。本製品は、VersaCamシリーズ(注2)の中でも眼底撮影用レンズを組み合わせたモデル(DS-10F)に、より高精細なイメージセンサを採用し、オートフォーカス機能、撮影領域の拡大(注3)、内部固視灯(注4)、およびタッチパネル付液晶モニターなどを加え、眼底撮影に特化させた追加モデルです
販売名: デジタルメディカルスコープ DS-20F
発売日: 2016年3月1日
機器分類: 管理医療機器/特定保守管理医療機器
認証番号: 228AABZX00008000
注1:眼底撮影が必要な理由について
瞳の奥にある眼底を撮影し、さまざまな眼疾患を診断します。医師は眼底の血管形状や網膜の色を観察し、緑内障や網膜剥離、糖尿病性網膜症、動脈硬化などの診断を行います。
注2:VersaCamシリーズについて
VersaCamシリーズは、各種レンズ・アダプタの付け替えによって、さまざまな部位を撮影できる複数のモデルがあります。詳しくは、デジタルメディカルスコープ製品ページをご参照下さい。
注3:撮影領域の拡大について
DS-10Fでは画角(撮影範囲をあらわす角度)が40度でしたが、DS-20Fは据え置きタイプの眼底カメラと同等の水平画角45度の撮影に対応し、撮影領域が拡大しました。これによって、検診に必要となる黄斑や乳頭(右画像参照)などの撮影が簡単になり、診断性能が向上しました。
注4:内部固視灯について
内部固視灯とは、装置を覗いた際に患者さんに見てもらう光の目印です。内部固視灯を注視させることで視線を固定します。これによって撮影画像の位置を誘導しやすくなり、必要な部位を安定して撮影出来るようになりました。
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