省スペース自動検眼システム TS-310 がSILMO Paris 2017にて最優秀賞受賞

2017.10.11

(左)授賞式当日の様子/(右)silmo d’orトロフィー

当社の省スペース自動検眼システム TS-310が、2017年10月6日から9日にかけてフランス・パリでおこなわれた国際眼鏡展示会 SILMO Paris 2017において、最優秀作品賞であるSilmo d’Or(シルモ金賞)を受賞しました。
今回のTS-310の受賞は、2008年度の角膜形状解析装置 OPD-Scanll、2009年度の測定装置ARK-560A、2010年度のレンズ加工機Me 1200、2013年度の測定装置ARK-1sに続き、通算5度目となります。

SILMO Paris 2017は、フランス内外から多くの眼鏡関係者が来場する、ヨーロッパ最大級の国際眼鏡展示会です。毎年3万人あまりの方が来場し、会場では世界中の眼鏡フレームや眼鏡機器のメーカーから魅力的な新モデルなどが発表・展示されます。
Silmo d’Or(シルモ・ドール)とは、この展示会において、眼鏡フレーム、レンズや加工機器、検眼機の各分野において優れた商品に与えられる最優秀作品賞のことです。

今回の受賞は、当社製品が国内だけでなく、欧州のお客様からも高い評価をいただいている結果と受け止めております。今後も世界中のお客様にソリューションをお届けできる製品開発を進めてまいります。

<参考資料>省スペース自動検眼システム TS-310製品情報

視力表を使っておこなう視力測定は、一般的に視力表と被検者との間に遠用測定(*1)で5mの距離(設置距離)が必要です。TS-310 は、装置内部の鏡等で5mに相当する距離に見えるよう配置した視力表と、矯正用テストレンズが内蔵されたレフラクターが一体となったテーブルトップ型の装置です。そのため、装置奥行0.5mで従来通りの遠用視力測定を可能にし、“超省スペース化” を実現しました。

また、従来は紙の視力表などを用いておこなっていた近用測定(*2)が、遠用測定時と共通の多彩なチャートを呈示できるようになりました。これにより、スマートフォンの画面など近業距離で物を見ることの多くなった現代に合ったさまざまな近用視機能測定をおこなうことが可能です.

(*1) 遠い距離の物を見る能力(視力・視機能)や、遠くを見るためのメガネ・コンタクトなどの度数を測定すること。
(*2) 読書や手芸など、手元を見る能力(視力・視機能)や、近くを見るためのメガネ・コンタクトなどの度数を測定すること。(通常40cm)

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