省スペース自動検眼システム TS-310とオートレンズメータ LM-7Pが”2018年レッドドット・デザイン賞”を同時受賞

2018.04.09

当社の「省スペース自動検眼システム TS-310」と「オートレンズメータ LM-7P」が、世界三大デザイン賞(*1)の1つである、ドイツの“Red Dot Award : Product Design 2018”(2018年レッドドット・デザイン賞)を同時受賞いたしました。 レッドドット・デザイン賞は、1954年から、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが毎年選定しています。過去2年以内に製品化されたデザインが審査対象となり、革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性などの審査基準を満たした製品に対して贈られます。 審査部門は3つに分かれており、TS-310とLM-7Pは“プロダクトデザイン部門”の“医療機器”のカテゴリーで受賞しています。今年は同部門に世界59カ国の企業から応募がありました。 今回の受賞は2011年「オートレンズメータ LM-1800PD」、2012年「光干渉式眼軸長測定装置 AL-Scan 」が受賞して以来、6年ぶり3度目の受賞となります。 今回の受賞を励みとし、これからも当社は、機能、外観の質を高めながら、幅広い製品ラインアップを展開し、眼科機器市場、眼鏡機器市場のニーズにお応えしてまいります。
省スペース自動検眼システム TS-310 製品情報

TS-310は、装置内部の特殊な鏡等で5mに相当する距離に見えるよう配置した視力表と、矯正用テストレンズが内蔵されたレフラクターが一体となったテーブルトップ型の装置です。そのため、装置奥行0.5mで従来通りの遠用視力測定を可能にし、“超省スペース化”を実現しました。

あわせて、当社独自の機構により、従来は紙の視力表などでおこなっていた近用測定で、遠用測定時と共通の多彩なチャートが提示できるようになっています。これにより、スマートフォンの画面など近業距離で物を見ることの多くなった現代に合った、さまざまな近用視機能測定をおこなうことを可能にしています。

オートレンズメータ LM-7P製品情報

レンズメータとは、眼科・眼鏡店などで、メガネレンズ・コンタクトレンズの度数や乱視軸(*2)などを測定する装置です。

外観の特徴として縦長の画面レイアウトを採用しました。長辺の視野角が広い液晶モニタの特徴を利用し、上下に広い視野角を実現しました。モニタのチルト機構を持たずとも測定者が立って、座って、とさまざまな目線でも見やすい工夫がされています。
また、装置全体として小動物をイメージした「キュート」なデザインを採用しました。親しみやすくマスコット的な存在感があり、患者様・お客様の目にも留まるような遊び心を持たせたものになっています。

*1世界三大デザイン賞:
iF(ドイツ)、International Design Excellence Awards (アメリカ)、red dot design award(ドイツ)の3つ。

*2 乱視軸について:
乱視軸とは、乱視のある方向のことです。眼は球体をしており、どの方向に乱視軸があるかによって、縦にぼやけたり、横にぼやけたりするため、適切に矯正する必要があります。

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