より安全な手術を目指した白内障手術装置 Fortas®Aタイプ新発売

2010.04.05

当社は、このたび、より安全な手術をおこなうための機能を搭載した白内障手術装置 Fortas®(フォルタス)Aタイプを発売いたしました。 4月15日から名古屋国際会議場で開催される第114回日本眼科学会総会で初めて展示を行います。

FortasAタイプ


販売名: 眼科手術装置 CV-30000
機器分類: 高度管理医療機器/特定保守管理医療機器
承認番号: 22100BZX00109000
発売日: 2010年4月1日(木)
(Fortas®は眼科手術装置 CV-30000のペットネームです。)

白内障手術は、日本国内で年間約100万眼以上に施術されているといわれ、 眼科手術においては最も多い手術です。 当社は、白内障手術・硝子体手術装置を扱う国内唯一のメーカーで、 20年以上前から開発・製造・販売をおこなっています。 今回、これまでに培った技術力を集約した新型の白内障手術装置を発売し、 国内3,500の手術実施施設への販売を目指し更なるシェア拡大を狙います。

眼球は気圧より若干高い圧力で丸い形状が保たれていて、この圧力を眼圧と呼びます。 白内障手術を安全に行うには、この眼圧を一定に保ちながら手術をすることが重要とされています。 Fortas®Aタイプには、人間の反射速度では対応できないような圧力変化を制御する”APS-Plus機能”が備わっており、より安全な手術を望む多くの眼科医から期待が寄せられています。

また、濁った水晶体を取り除く際には、超音波による水晶体の破砕が必要となります。 同装置に搭載される”VIS機能”では、従来は1種のみであった超音波発振を2種類に増やし、 患者の症状に合わせて超音波を選択することが可能になりました。

【特長補足】

<APS-Plus機能>
・ 超音波発振と吸引の自動制御により手術のリスクを軽減する機能。 人間の反応では対応しきれない急速な術中の眼内圧の変動に対応する。

<VIS(ビス)機能>
・ 水晶体の乳化効率向上のために独自の超音波発振 (発振の振幅と周波数が異なる2つのパルスを同時に出力する)機能を搭載。 症状に応じて2種の超音波を使い分けることが可能。

【補足説明】

白内障とは
加齢などで水晶体が濁り、視力が低下する病気です。 白内障で硬くなった水晶体を取り除くため、超音波発振する直径約1mmの 超音波チップを用いて、水晶体を乳化し、吸引します。

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