当社コーティング技術が宇宙へ 変形型月面ロボットに採用決定 将来の有人月面探査システムへの適用可能性を評価

2022.06.23

当社は、2021年度から開始した国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA) 宇宙探査イノベーションハブとの共同研究を通じて、光学コーティングに防塵性能があることを確認しました。そして、JAXAが民間企業等と共同開発し、2022年度に月面に打ち上げられる変形型月面ロボットの筐体の一部に、本コーティング技術が採用され、月面のレゴリス(*1)に対して有効かを評価するためのデータ取得をおこないます。

 

写真①: 光学コーティング有り無しガラス板を傾けたときの砂付着の様子

写真②: 変形型月面ロボットへの光学コーティング技術貼り付け場所

本コーティング技術は、JAXA 宇宙探査イノベーションハブの「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・領域拡大に向けたオープンイノベーション」のアイデア型の共同研究として採択され、 防塵性能の向上などを進めてきました。宇宙用途だけでなく地上での応用先として、ディスプレイや眼鏡レンズ、太陽光パネル等を検討し、持続可能な科学の進展に貢献することを目指しています。

(*1) 天体表面の細かい粒子のこと

©JAXA

※ 「TansaX」とは、宇宙探査イノベーションハブの愛称です。詳細はJAXA 宇宙探査イノベーションハブの公式Web サイトをご参照ください。
https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/

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