自家培養角膜上皮(開発名:EYE-01M)の製造販売承認 再生医療等製品・生物由来技術部会で了承

2020.02.26

当社は、角膜上皮幹細胞疲弊症(脚注1)の治療を目的とした自家培養角膜上皮(開発名:EYE-01M)が、本日開催された厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 再生医療等製品・生物由来技術部会において、製造販売承認が審議され、了承されたことをお知らせいたします。
当社は、「EYE-01M」の開発を株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役 社長執行役員:秋山 雅孝、以下「J-TEC」)に委託し、2019年3月、J-TECが厚生労働省へ製造販売承認申請をおこないました。
今後、当社は再生医療等製品の販売業許可を取得するとともに、承認後速やかに「EYE-01M」の販売準備を始めます。なお、「EYE-01M」の製造はJ-TECが担当します。

「EYE-01M」は、患者自身の角膜輪部組織から角膜上皮幹細胞を採取してシート状に培養したもので、本品を移植することにより角膜上皮を再建させることを目的としています。

脚注1.結膜と角膜の境界領域である角膜輪部に存在する角膜上皮幹細胞が、先天的または外的要因等によって消失することで発症する疾患。角膜が混濁し、視力の低下や、眼痛などの臨床症状が見られます。

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